コロナ禍がもたらす医療銘柄への影響について~メドピア・医学生物学研究所~

久しぶりに時間ができたので、日経ヴェリタスに載せていただいたりメドピアが暴騰したりその後暴落したりといったことがあったので銘柄というか医療者として投資について書いてみようかと思います。この記事は裏垢でつぶやいていた内容をもとに書いているのでおかしなところあったらごめんなさい><

そしてあんまり真剣にブログ書くともう書きたいことがありすぎて大変なので、ある程度言いたいことを縮小してまとめました。なので出来があまり良い記事ではありませんが、頭の中でどれくらいの数字を出したら買い・売りと言ったことはちゃんと考えていますので、何かご意見ある方はオフ会などで教えてください笑。

コロナウイルスがどうなるか、コロナウイルスについての医療的なことではなく、投資の観点からのみの記事であることご容赦ください。

 

そういえばよしぼんさん@kanetennがやられている四季報トーナメントでは、優勝メドピア・準優勝医学生物学研究所というまさかの自分の主力2銘柄でした。知り合いの株クラ仲間にはディスられましたが一切よしぼんさんからは何ももらってないし、よしぼんさんとお会いしたこともありませんのであしからず笑。ちなみに四季報トーナメント出走したことすらありません・・・w

んでよしぼんさん、何かください(*’ω’*)

 



【メドピアはコロナだけでなく加速する要素がある】

メドピアについて今までなんどか記事にしてきましたが、コロナを通じて思ったこと。コロナが流行し、最初に思ったのはドクタープラットフォームが一層加速して浸透するであろうことは容易に予想がつきました。

製薬会社はその他業界同様に広告費を削りにかかると思いますが、その広告費どこから削るかというとMRの削減だと思います。つまり営業の効率化ですドクタープラットフォームの方が効率が良い、オンライン会議・講演の方が費用対効果良いと理解されているので、ますますこれらは伸びていくと思ったからです。

実際に年度末という時期を過ぎても、m3もメドピアもケアネットも製薬会社からの案内やオンライン講演会がいつもより多いです明らかに多いと感じています。半年後や来年考えればこの傾向は続くかと思ってます。しかも、おそらくですがこないだ発表された2Qの数字の中に、これらの売上はそこまで反映されておらず、おそらく3Qのドクタープラットフォームはかなり期待できるのではないかと思っています。

実際にIRにも2Qより上回るとさらっと書かれていますが、広告の量がかなり多いので、どれくらい上振れるのかは予想がつきません。m3・ケアネットもかなり買われていますが、そのあたりはこのドクタープラットフォームの伸びが今までよりさらに加速するかもしれないと考えただけでも買われていっておかしくないようにも思えます。

 

 

私は3月の時点で「広告の量が減ることはなさそうだから、主力のドクタープラットフォームのも鈍化することなく進んでいくのではないか」と妄想していました。説明資料にもあるように、私はほとんどの製薬会社のMRさんとこの3か月お会いしていません。病院としても会社としても控えるのが当たり前という状況になっているのです。もちろん非常事態宣言が解除されたので多少は違うでしょうが、それでも以前のような無秩序な人の出入りは病院側としては見過ごさないと思います。

しかも予想していた通り、MRさんの皆様には申し訳ありませんが、MRさんがいなくても正直今の現場はまったく問題なく動くことができます。なぜならm3が切り開いてくれたオンラインによる説明会・説明資料・講演会のおかげで、実際にうざったい(失礼)MRさんに合わなくても必要な情報を提供してくれるようになったからです。おそらく困ったなあ~面倒だな~と思っているのは実際に講演されるお偉い先生方かと。

4月になって新年度になり、仕事のテレワーク・自粛ムードが鮮明になってきた後でも広告の増え方は変わらず、実際に広告を見ることによって得られるポイントは過去半年に比べても明らかに私の場合は多いです。したがって3月の暴落時に私はなかなか買い増しすることができませんでしたが、4月以降の広告の多さで「今でも買えるんじゃないか」と考えるようになり、4月~5月にかけて少しずつ買い増ししていました。

first callの遠隔医療などに目がむきがちな状況ですが、主軸の伸びも加速するとなれば期待がもてるのは言うまでもないと思います。なお、オンライン診療と遠隔医療については差がわかってない方も多い上にオンライン診療がどんどん進むぞおおお!と思ってる方に現場はそこまで??なんだということは一度ご説明しておきたいんですが、メドレーやMRTも含めて医療関連銘柄の勢いも見ていると自信がなくなってくるし、ちょっとそれを語るだけでまた1つ記事になるくらいなのでやめておきます笑。

 

【メドピアはさらなる革新を狙っている】

メドピアの新たな動きとして、遠隔医療だけでなくオンライン診療の充実に力を入れ始めたことと、人材派遣の本格化など、完全にさらなる拡大を目指しているというところがあげられると思います。人材派遣については、医者の給料もコロナによってダメージを受けているという側面と、コロナの影響で離職・転職しようとしている先生が増えるかもしれないという側面と、両方あると思うので、positiveかnegativeかというのは一概には言えないかもしれません。

 

 

もちろん、オンライン診療についてどこまで広がるかはわかりません。むしろ私はkakariなどのヤクメドも含めて薬剤師さん・薬局に焦点を当てた戦略のとり方に注目しています。first callやサツドラとの提携など、勢いが少なくとも鈍化したという印象もないですし、kakariの収益化にも期待しています。m3がオンライン診療について本気を出して来たら到底かなわないということは絶対理解しているはずですし、そのあたりの差別化を図っているのは今までの戦略を見ても明らかです。(個人的にはm3が本気を出したとしても、日本中のオンライン診療がすべてm3になるとは思っていませんが・・・。)

m3が前例のあるモデルとして見られがちですが、人材派遣の本格化などそのあたりは真似している一方で相変わらずビックデータを用いた集合知を押し出して成長を図っているのは別路線を歩もうとしているという意識が見て取れます。この辺りを見ても、向こう5年間のさらなる成長は期待できると思います。

なお、遠隔医療とオンライン診療の差については裏垢でつぶやいた2か月くらい前のつぶやいたんですが、今とは少しまた変わっています。詳しく書くと日が暮れるのでまたの機会に・・・。

 

そんなわけで、将来的には時価総額1000億を目指せる会社だと思っていますし、そういうつもりで応援を込めて保有続けていこうと思います。一時は3月にとんでもない株価まで落ちましたが、1株すら売らずに持ち越したのは感慨深い経験でした。保有していた株数の2/3はさすがに株価がオーバーシュートだろうと思って3000円あたりで売ってしまいました。株価下落傾向ですのでどこかで必ず買い戻しするつもりです。

社長が株を売ったとかなんとかでだいぶ嫌気されているようですが、会社の成長や信念・今後目指している未来を考えると今ある分はstrong holdだと思っています。中長期投資にはぴったりかと。今買うタイミングかはしらん笑。



【医学生物学研究所の大半を手放した理由】

医学生物について。これは前回の4月の決算前に結構売りました。というか一時は13000株くらいかな?保有していましたが、500株を手元に残してすべて売りました。かなり悩みましたが… 。長期的に有望な会社であることは間違いないと思ってますが、今回のコロナの影響が出ていることを懸念して一旦手放しました。少しピッチも早く戻ってきてたのと、コロナ銘柄の落ち着きがあるかもと感じたからです。

さてどうしてメドピアはコロナでも強気なのに、医学生物学研究所は弱気にとらえたのか。その差が医療銘柄でもコロナに対する影響が違うところかと思います。

 

IRで来年の見通しについては受診率の低下や診療の停滞に触れていますが、3月までよりも4月以降は相当影響してきます。これは正直な話、がんのオペが止まっている状態だったからです。今でこそ少し改善していると思いますが、受診控え、検診控えが続いてRASKETもNUDTの売上低迷が相当響くと思うし、受託開発の売上でカバーできるとしてますが、そういった売上も後ずれするかもしれないかなぁと思います。

 

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コロナ関連の試薬は謎が多いです。結構な売上寄与に実はなるかも…と思ってたのですが、とにかく競合も多く私にはその差はわかりません・・・。 なので優越はわからず。「そこまでの利益ではなく社会貢献の意味合いが強い」というのはIRに確認済み。 そして中国事業もIR的にはそこまで影響ないと言われても中国内部で今広がってる動きはがんや膠原病への興味よりもまだまだCOVIDになると思います。検査試薬は伸びるかもしれないですが、今までのペースかは疑問…。

したがって、医療銘柄としてコロナの影響は少ないと思ってたのですが、すでにそう思われてる期待値から考えると、警戒すべき点が多くあるように思いました。つまり『成長はしていくだろうが、コロナの影響で日常診療に相当な遅れが出ている現在、キット売上で劇的な上昇は難しい』『影響ないと思われていると考えると少なくとも今の期待値は上よりも下に強い』と判断し、今回の決算前で売ることにしました。とはいえ、長期的には買う目線でもいましたし、思ったよりも来期の売上がうまく伸びなくても、新製品への期待なども考えると年内にはもう一度買い場は来るはず、成長も後ずれするだけでは?と考えました。したがって手放しはするけど、もし今回超絶決算が出たらその時は笑って買い戻すだけ…と思ってました。

【個人的にはサプライズなしの想定通りの決算でした】

結局4月の決算はサプライズなし。来期のトップラインは悪くなくても、飛躍は難しい。 個人的にはサプライズあってもおかしくないと考えていた人や、コロナ銘柄だろおおおって買ってた方もいると思うので、その観点からいくと今は少し残して利確しておいてよかったのかなと思います。

まあ散々述べましたが、医学生物の決算跨ぎはうちの手術件数の低下やがん研の手術ストップなどもあり大幅な上方修正は難しいだろうということに気づいてから、この会社の期待感もあったのですごく悩んでました・・・。結局この判断は今のところあたっていたようで、株価はどんどん下がっています。今の最期の500株で今後の行く末を見守りたいと思っています。長期的な目線で見ればどこかで買い戻しはしたいですが、次の決算見てからじゃないと何とも言えません・・・。そろそろ良さそうなチャートな気もしますが触れないかな・・・。

医学生物は医療系銘柄の中でも『実際に医療現場が動いてないと影響を強く受ける会社』なので、現場に身を置いてるものとしては少なくともあと1ヶ月は通常の診療への悪影響があり、決してここも安泰ではないと判断しました。
その反面メドピアは、コロナウイルスの影響をプラスに跳ね返す銘柄であることは言うまでもありません。その意味で2つの会社ともいまだにホルダーですし応援していますが、買うタイミングや売るタイミングを長期的にも見極めていく必要があると思ってみていくことにしています。



【時間が無くなったのでこの辺で・・・】

それにしても医学生物学研究所もかなりうまく利確できたし、メドピアも堪え難きを耐え忍び難きを忍んでこの利益につなげることができました。私は凄腕株クラのようにトレードはうまくなくヘタクソなので、下手なりに考えた結果、このような投資・利益につなげることができました。皆さんの投資方法も人に惑わされることなく、銘柄をよく調べ、選び、自分の納得のいくスタイルで爆益をゲットしましょう!そして調べて良い銘柄あったらDMください笑。

なお、このブログはもちろんですが煽りのつもりはありませんwww

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