今年の皆様のパフォーマンスはいかがでしょうか?
いろいろランキング?のようなものを作られている方もいらっしゃいますが、様々な理由で公表していない方もたくさんいらっしゃると思うので、まあ参考程度になると思います。twitter界は化け物だらけですから(失礼)
今年の自分のパフォーマンスは、公表するつもりがないためしていませんが、大きく勝っているものと、大きく負けているもの、さらに今仕込んでいるものについてはお話しできるので、お話ししていこうかと思います。
ところでこのブログ、やたら広告が入り込むような気がするんですが、こうならないようにするにはどうしたらいいんだ?こんな広告設定していないんですが( ;∀;)
大きく勝っている・勝ったもの、負けたもの
現在私のPFの中で最も大きな収益を上げている銘柄はメドピアです。フォロワーの皆さんの中には、このメドピアのことをみてフォローしてくださっている方もいらっしゃるかもしれません。このメドピアについては、私が医者であり、この会社でユーザーということもあり、語りだすと止まらなくなるくらい野望・想い・期待などがあります。
とはいえすでに大きく上がっている銘柄である上に、正直うまく乗れたかというともっと前から乗れていたんではないかと悔やみたくなるようなタイミングで乗っているので、今更この会社のすばらしさを語っても今はあおるだけなのかなあとも思います。日本から3週間ほど離れることもあり、少し利益確定してしまっているため一時よりは保有は減らしています。税金を支払った影響もありますが、1000万円の利益(税引き後)にはもう少しといったところくらいです。とはいえまだ万単位で保有はしているので、新高値更新してくれればもちろん達成ですが、私はこのメドピアはさらにここから来年には2500円(分割前5000円)を超えて、時価総額500億は目指せると期待しているので、適宜保有数は増減したとしてもしばらくはお付き合いしていくかなと思っています。
もうすでに利益確定しているものの中ではAMAZIAが比較的大きかったです。この銘柄は、尊敬する偉大なる投資家つよぽんさんに教えていただいた完全なるイナゴ銘柄なのですが、早売りが奥義のこのアイジュ、早く売ってしまいました( ;∀;)
でもちゃんとこの銘柄が良いと分析した結果で、自分の中では納得したところで売り、後述のグリムスにぶつける資金をここで得ました。まあこれが完全に裏目に出たのですが・・・。
さて、グリムスの話をしようか
私が今年パフォーマンスが振るっていない最大のネックになっているのはこのグリムス(3150)の失敗といいますか損切が大きかったです。現在は株価が復活してきていますが、私はこの銘柄に強く期待し、一時は2万株以上保有していました。
まず断っておきますが、私は社長さんも含めて非常に好感の持てる会社であると今でも思っています。単に儲けさせてもらった会社という域を超えてこういう会社に投資してよかったと思えることが私の中でとても大事なことなので、そういう意味でも印象に残っています。以下のことをまず頭に入れていただいた上で書き読んでいただければと思います。
この会社をみるのにまず覚えておいてほしいこと
①この会社の計画書はかなり控えめに作られており、必ず上方修正する
②最近の売上アップは売電を始めた影響が大きい。売電の利益率は決して良くない
③ストック収入がとても多い
④蓄電池も取り扱っている
⑤毎年中期経営計画を見なおす
あとは一通り中期経営計画や会社説明資料をご覧いただきながら記事読んでいただければと思います。
グリムスはエネルギーコストソリューションと称される、中小製造業などへ電力料金削減を提案するいわゆるコンサルタントのようなことをしている会社です。その他、オフ会などではお話ししたものの、文章で詳しく話すと長くなってしまいますので詳しくは会社のHPをご覧いただきたいのですが、電力小売りに力を入れたことによって売上・利益を大きく伸ばし、一昨年から株価も大きく上昇していました。
売上推移
営業利益推移など
いずれもHPから頂きました。2つのグラフを見ていただければわかるように、凄まじい伸びに加え、ストック収入の多さが特徴的です。売電の売上がかなり寄与しているため売り上げ増がすごいです。これに目を付けて、わたしは2017年後半~2018年夏にかけてこの銘柄だけで150%以上のリターンを得ることができ、私の中でかなり良いイメージといいますか、バイアスがかかっていたように思います。逆にそこがあだになってしまったのかもしれません。私がグリムスを昨年売却したのは現在(本日終値2047円)よりさらに高い時です。
また、新しいこととして、売電に加えて取り扱っていた蓄電池を中心にVPP(バーチャルパワープラント)と呼ばれる新しい発電の仕組みについて取り組んでいました。
これらのことを総合的に考え、一度上がりすぎた株価がだいぶ是正されたということ、まだ売電収入が伸びていること、2019年後半に生じる住宅用太陽光発電設備からの固定価格買取制度が終了しはじめるFIT問題に関連して大きくグリムスはまだまだ伸びるのではないかと期待したため、大きく買い込んで勝負していました。VPPと蓄電池・FIT終了問題に関してはかなり多くの記事や政府からの資料もあり、情報がかなり多くあると思いますのでここで紹介しているものよりもわかりやすいものもあるかもしれません、ご容赦ください。
VPP・DRとは|バーチャルパワープラント・ディマンドリスポンスについて …
卒FIT時代へ! 再エネの主電力化に向けて新ビジネスがスタート
ちょっと思っていたことと違ったのですが、こんな本も読んだりしました。
いずれにせよ、まとめると
・グリムスの業績の売電の伸びはまだ続く
・FIT問題の到来によって蓄電池が注目される=グリムスに注目が入る
・ストック収入の多さはかならず強みになる
・相変わらず低めに見積もった中期経営計画
という観点からグリムスをstrong holdしました。今でもグリムスが良い会社で、成長することは間違いないと思っていますが、ここからが私の誤算で、期待値を下回ることになりそうと判断し、売却することになりました。
売却した理由
そして、5月に決算並びに新しい来年度の見通しを発表しました。その結果を受けて、IRにすぐ問い合わせて確認し、売却へと至りました。以下の理由からです。
※大変申し訳ないのは、具体的な数字の書かれた私の予想メモが、ノートに挟まっているのですが、かなり見づらくなってしまっていて、(書き込みまくっていたのかすごい汚い?)一部私の記憶と違うところがあるかもしれません。ご容赦ください。
①売電の伸びの鈍化
グリムスは毎年中期計画を更新する会社で、当初計画から大きく上方修正をしてくる会社だとお話ししました。実際、昨年に示した売電の伸び計画に対して、結局はるかに多い売り上げに加え、1.5倍以上の売電による営業利益をのせてきました!それくらいグリムスは慎重に計画を出す会社です。そして5月の発表でも、昨年時点で示されていた売電の伸びが続くような形で経営計画が出されていました。
おそらくグリムスの販売網などから考えて、これ以上売電の売上が加速することはないと読んでいたため(実際に、これ以上加速することはほぼないとグリムスのIRも言っていました)、鈍化しないだけでOKと私は思っていたのです。
したがって、来年にかけて同じくらいの勢いで上方修正する(つまり、会社計画を大きく上回って着地するだろう)ことを期待していたのです。しかし実はIRに問い合わせて聞いたところ、昨年の計画よりもすでに、「売電の契約数が昨年よりも1.5倍の伸びが起きるだろうと想定して数字をはじき出している」といわれていました。
つまり、
今までだと、100という数字を出すと会社が言う=150以上まで伸ばす会社だ!と期待
→しかし今年は100という数字はすでに大きく織り込んでいる可能性がある=いっても120とか?
ということが想定されてしまいました。数字はあくまで例です。わかりにくいかな・・・?すみません・・・。
その割には私にとって、今年度の計画は物足りないと思ってしまうような数字だったのです。もちろんグリムスは慎重な会社ですので、おそらく私の想定よりも超えて売上・利益も載せてくるだろうとは思いましたが、それにしてもIRの方が「売電は正直利益率は良くない」「足元は弱くないが、去年までとは違うと気を引き締めている」という言葉も引っ掛かり、ちょっとnegativeな感覚になってしまいました。
また、ちょっと細かなことなのですが、グリムスが主力で扱っているブレーカーの単価が下がっていることによってエネルギーコストソリューション部門の利益率低下が響くということも確認し、これも私にとってはnegativeな要因でした。
②蓄電池の売上・利益は全然大したことない
蓄電池の売上については今後伸びることが想定されているし、注目されるだけでもだいぶ良い!と私は思っていました。しかしIRで伺ったところ、「正直FITが始まったときほどの業界のインパクトや、盛り上がり方はない。そもそも蓄電池の売上は、想定を大幅に上回ることではないんではないかとみていて、会社としては慎重にみている」との答えでした。
もちろんグリムスは控えめに数字を出しますが、これについては調べてみても確かに蓄電池の販売が何倍にもなるというのはデータ的にも予測できないようでした。
家庭用蓄電池市場規模・予測
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000035568.html
blue oceanなわけではないのか・・・。ちょっと勉強不足がたたってしまった自分を反省しました。
もっと3倍くらいになってくれると思ってたらそこまでではないようでした・・・。
③したがって、大幅な上方修正は!?
そうなると、期待している数字の伸びはちょっとできないんじゃないかと思ってしまいました。一昨年からグリムスを知っている私としては、順調な成長はわかるものの、急成長(株価の倍化)を期待するのはちょっとむずかしいかもしれない、1.5倍の株価になるのも懐疑的かもしれない、と結論付けました。
2000~2500円くらいにはなるかもしれない、でもそこまでならメドピアに入れた方が資金効率がいいのではないか・・・。ましてや一度この会社で成功体験をしているというのは、判断を鈍らせるかもしれない・・・。
1700~1800円でほぼすべて売った
こんな感じで実際に私は売るかどうか相当迷いました。なぜならFIT終了問題がまだ世の中から認知されきっておらず、その期待だけで2500円くらいは伸びるのではないかという考えもあったからです。実際今でもそうかもしれないとウォッチしてます。とはいえ、最終的に3000円行くことがまず大前提、それ以上を勝負という私の期待に届かなかったため、次のステップに進むために数百万円以上の犠牲を伴ってすべて処分することにしました。
ただし、長期的に持っていても良い銘柄であることは間違いないと思ってもいたため、NISA口座で少しだけ保有を続けていくこととしました。今でも放置したまま含み益になったものが残っています☺
この銘柄はかなり当初自信があったため、オフ会でもプレゼンし、投資家の皆様からも一定の評価があった分、かなり残念でした。足元は悪くないと5月の時点で言われていたので、もしかしたら次の決算はいい数字を出してくるかもしれません。ただその後はわかりませんし、何より損小利大の精神でいきたかったので、素直に早期撤退しこの銘柄につぎ込んでいた資金をメドピアと医学生物学研究所に費やすこととしました。あ、そうだ贈与税の支払いと旅行代金にも使ったんだったwwwまあいずれにせよ、結果的にその分のマイナスは取り戻せたと思いますので勉強料として忘れることにしています・・・。
でも残念?
したがって、よほどのコンセンサスを超えるような判断材料が出てこない限り、今の株価でグリムスを買うことはと思います。もちろん、これで上昇したら人気が読めなかった私がヘボいと諦めます(笑)
とはいえ長期的にはいい銘柄と思うんですよね・・・。VPPを利用したビジネスモデルも来年以降にやっていきたいといっていたので・・・。どこまで先を株価が織り込むのかなあ・・・。
未練たらたらやないか・・・www
でもやっぱりメドピアの期待値には勝てなかった・・・これが最終的な要因かもしれません。
久しぶりに銘柄の話したら旅とは違って疲れました(笑)
数字や細かな部分は間違いあるかもしれませんご容赦ください。
どうして医学生物学研究所に突っ込んでるかはまた別の機会に。
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